用語集

英数字

ATCガイド
ブラックダイヤモンド社が製造している確保下降器の商品名。

BD
ビーディー。ブラックダイヤモンド社の略。

えーてぃーしー【ATC】
ブラックダイヤモンド社が製造している確保下降器の商品名。アルパインクライミングではATCガイドが主流。

きろにゅーとん【kN】
キロニュートン。力の単位。カラビナ等の強度表示に用いられる。1Nは1kgを重力加速度(9.80665…)で割った値であるので、1N = 約0.1kgf。従って1kN = 1000×約0.1 = 約100kgf。例えば20kNと記載されていれば、約2000kgfの荷重に耐えられるという意味。なぜ力の単位に重力加速度が登場するのかという点については奥が深いのですが、説明が長くなるので省きます。

コッフェル
鍋。ドイツ語。

しぇいく【シェイク】
パンプした前腕を少しでも回復させようと腕を振ること。振る行為自体に効果があるかどうか定かではないが、力を抜くことが大切なのだと思う。

じほく【磁北】
磁石(コンパス)が指し示す北の方角。日本付近では地形図上の北(真北)に比べて磁北は西に約7度ずれている。そのため、地形図に磁北を追記し、磁北を基準にコンパスの北を合わせて読図する必要がある。旧来は分度器で磁北をいちいち手書きしていたが、近年はWebアプリ上で自動的に磁北記載した状態で印刷できるサービスもある。

てがひらく【手が開く】
疲れてこれ以上登れないの意。ガバを掴んでも手が開いて落ちてしまう。

ぬめる【ヌメる】
クライミング用ホールドがヌメっとして滑ること。登れなかったときの言い訳として活用されることが多い。

ばいる【バイル】
ピッケルのブレードをハンマーに置換えたもの。アイスクライミング用のシャフトの短いアイスアックスのこと全般をバイルと呼ぶ人もいる。

ぴっける【ピッケル】
pickel。独語。

びばーく【ビバーク】
bivouac。仏語。想定範囲内のビバーク(フォストビバーク)と緊急時ビバークがある。ビバーグではない。

わるい【悪い】
そのこは一歩悪いなどと使う。

わんげる【ワンゲル】
ワンダーフォーゲルの略。