最終更新日

2011-09-10(土)小川山。

久々に今週末の小川山は天気が良さそうだ。金曜日の仕事を終え、22:00頃に自宅を出発。廻り目平に午前1:30着。テントで寝て起きると、憧れの快晴! アプローチの徒渉も急登もなんのその、目当ての卒業試験の岩場へと向かう。7:30クライミング開始。

  • センター試験[5.8] RP。岩はカラカラに乾いているけれど、朝一番なのでちょっと怖い。
  • 卒業試験[5.10b] ×。3ピン目クリップ後の小ハングを越すところがこなせず、3回くらいフォール。レイバックっぽく無理やり越え、4ピン目をクリップしたら力尽きてテンション。水平クラックのガバを辿り左に行き、カンテの奥で休憩。ガバでトラバースしつつトップアウト。
  • 卒業試験[5.10b] RP。2ピン目クリップ後のトラバースにいきなり苦戦しつつ核心へ。3ピン目クリップ後の核心は、細かいフットホールドと左手カチで耐えて越した。4ピン目をクリップし、カチのマッチ後に水平クラックの水平クラックからはあまり左に行きすぎないよう注意して、もう一つの小ハングを越し、5ピン目をクリップ。ホッと一息ついて、慎重に終了点へ。
  • 限定解除(限定なし)[5.10d] ×××RP。以前来たときも何度か挑戦していた。通算10便目くらいでRP。左のカンテを使うと簡単すぎるのかも。限定なしなのでOKとしよう。ルートが短い(ボルト2本)ので、何度めのトライだったか正確に思い出せない。

念願の卒業試験をRPできた。嬉しい。初めて現物を見たのが2ヶ月前。トライしようと思ったのが1ヶ月前。ずっと天候に恵まれなかったが、今日、ようやく取り付けた。広く美しい岩壁を、右へ左へ移動しながら自由に思い切り登る、素晴らしいラインだと感じた。

下山途中、マラ岩でレギュラー[5.10c]、イレギュラー[5.10d]を登るクライマーを見学した。長いし傾斜の強いルートなので、まだぼくには難しそうだ。来年のFLトライにとっておこう。

一旦テント場に戻り昼食。夕方は雨の予定だったので、タープを張る。妻の実家から譲り受けた年代物。今回は上手く張れた。

昼からは、まだ行ったことのないソラマメスラブへ行く。アプローチで遠回りしてしまった。

  • 甘食[5.10b] OS。ハングの処理で少し悩んだが、右寄りに越すと簡単だった。簡単すぎるかもしれない。限定があるのだろうか。ハングの上はスラブ。
  • 甘食[5.10b] 再登。回収便。
  • やわらかソラマメ[5.8] FL。2ピン目上に怖い所がある。

トップロープを張りまくってる団体(10人以上)がいたので、登れたのはこれだけ。

今日はOSグレードとRPグレードをそれぞれ更新できた。が、それらに比べても卒業試験[5.10b]を登れたことの方が嬉しかった。

写真:卒業試験[5.10b]を見上げる。