最終更新日

2011-09-11(日)。小川山。

簡単な朝食の後、ガマルートへ向かう。昨日のソラマメスラブで妻がスラブ恐怖症になっていたので、5.9のピッチは全部ぼくがリードさせてもらった。

・ガマルート
 - 1P目[5.7] フォロー。傾斜の緩いスラブ。見栄えが良い。
 - 2P目[5.9] リード。OS。ダイクに乗るときと、乗った後がちょっと勇気が要る。
 - 3P目[5.8] フォロー。凹角を登る。出だしはランナウト気味。
 - 4P目[5.0] コンテ。歩き。やや急傾斜を登ったら左に少し下ると5.9のピッチに着く。
 - 5P目[5.9] リード。A0。大きなフレークを越えるところで、恐怖のあまりヌンチャクをつかんでしまった。ボルト2本。下部はカムが決まるし、立ち木も沢山あるのでランナウトはしない。
 - 6P目[5.0] コンテ。歩き。一箇所スラブがあるので慎重に通過。
 - 7P目[5.4] フォロー。ガマの頭を目指して雲の上のような岩上を緩やかに登る。終了点のテラスで小休止。
 - 帰りは、40mくらい一気に懸垂下降して、スラブ状岩壁の奥の方に降りられる。支点はハンガーボルト3本にスリングがたくさん。残置のカラビナも付いていた。

初めて登ったマルチピッチのガマルートは、コンディション良く、ぼくら二人以外誰にも出会わなかった。気持ちの良いルートだった。欲を言えば、歩きのピッチがなければもっと良い。5P目が一番面白く感じたが、このピッチでA0してしまったのが悔やまれる。

なんだかんだで取りつきから下降してくるまで3時間かかった。今後対応しないといけないのは、コールが聞こえなかった時に意思疎通できる手段を用意すること。現実的なのは、ロープの張り具合と、ホイッスルの2通りくらいか。

写真:ガマルート最終ピッチ