湯川 (1) うたかたの日々
2012-09-02(日)
10:00-12:00。湯川。
朝から雨。乾きそうな雰囲気が全然ない廻り目平を後にし、前から気になっていたクラックの岩場である湯川へ向かった。ナナーズの辺りまで降りると道路が乾いているし雨も降っていない。標高差でこれだけ変わるのか。
100岩場の情報を頼りに、まず「灯明の湯」へ向かった。そこから少し南へ進むとドロドロの林道となり、5分ほどガタガトと車を走らせたら、道幅が広がった部分に7台くらい駐車してあった。うっそうと茂った緑の向こうに岩場が見えた。道路脇に駐車。急な踏み跡をたどるとすぐに岩場に到着した。
壁には見事なクラックが2本。そこにいたクライマーに「コークスクリュー」と「サイコキネシス」であることを教えてもらう。トポとクラックを見比べながら、岩場全体を歩いてみた。右端のエリア(駐車スペースから一番遠いエリア)は取付きが広々としていて、面白そうなルートが沢山あった。10人程クライマーがいて、すべてのルートが登られていたので、今回は見ただけ。岩場を往復したらだいたいの位置関係が分かってきた。グレードを目安に、あいていた(あまり人気のなさそうな)5.9のルートに取付いた。
1. うたかたの日々[5.9 NP] 1テン。中間部のテラスを境に下部と上部に分かれており、下部はフィンガーサイズのコーナー、上部はハンドサイズの浅いコーナー。出だしは苔っぽく、離陸直後にいきなり滑って着地。仕切り直し。このクラックはガチャガチャした感じで、ホールドの掛かりはいいけれどジャミングは難しく感じた。ナチュプロセットでも手間取りかなりパンプしたけれど、自分でセットしたプロテクションを信頼して突っ込めたので、下部はなんとか突破。テラスに上がると灌木にスリングの終了点があった(あとから思えばここでピッチを切るべきだった)。続いて上部を登ったが、ロープの流れが悪いしジャミングは上手く決まらないし、ナチュプロセットでは相変わらず手間取るしで激パンプした。1テンでトップアウト。
この一本でかなり充実してしまった。妻はトップロープで下部のみ登った。ここで12:00。雨が降りそうだと言い訳しながら、本当は湯川の厳しいクラックに恐れをなして撤収した。
帰りは上信越‐関越道を利用。5kmくらいしか渋滞しておらず、スムーズに帰れた(佐久IC 14:30→練馬IC 16:30)。同じ時間、中央道は30kmくらい渋滞していた模様。今後、帰りは上信越‐関越道をメインに使おうかな。