八ヶ岳 大同心雲稜ルート (2012-08-17)
メンバー:kinaco、崎間
概要
誕生日に素晴らしいアルパインクライミングができた。南八ヶ岳の大同心雲量ルート、妻と二人でフリーでオンサイトしたのだ。
- 2012-08-17(金)[晴れのち曇り、ときどき雨]
赤岳山荘P 1:00/5:40 → 赤岳鉱泉 7:00/7:20 → 大同心基部 8:30/9:00 → 大同心頂上 12:00/12:10 → 硫黄岳山荘 12:30/12:40 → 赤岳鉱泉 14:10/14:30 → 赤岳山荘P 15:40
詳細
【1ピッチ目】体感5.8。フォロー。基本的にガバ。アルパインルートなのに側対ムーブで登れてしまうので不思議な面白さ。
【2ピッチ目】体感5.8。OS。凹角のホールドが少し遠いけれど、基本的にガバ。残置ハーケンが多く、注意しないとA0してしまう。
【3ピッチ目】IV級。フォロー。浮石だらけの草付き帯。緊張した。
【4ピッチ目】体感5.7。OS。凹角っぽい。短い。
【5ピッチ目】III級。フォロー。トラバース。ほとんど登山道。
【6ピッチ目】体感5.9。OS。取り付きでにわか雨が5分くらい降った。カッパを着ながら「ガバっぽいから雨でも行けるかな」と考えて登り始めたら、雨が止んでみるみる岩が乾いていた。少し被ったところの遠いガバを取る所が核心。ホールドの様子が良く分からないのでやや手間取った。ルート中で一番登り応えのあるピッチ。心晴れ晴れ。
6ピッチ目終了点からは歩いて大同心の頂上へ行き、登攀装備を仕舞った。下山は歩いて硫黄岳経由。急な下りがしんどかった。赤岳鉱泉でアイスを食べて大休憩。さらに1時間今日で駐車場の車まで戻った。雨が本降りになっていた。
備忘録
- リード空身、フォローが全部の荷物を持って登った。この荷物が結構重くて、被った所では辛かった。またまだ軽量化の余地あり。
- 大きくトラバースする5ピッチ目では、声が通りにくくなることを想定して、あらかじめホイッスルで合図するよう決めていたのが役立った。
- カムは余り効かせられなかった。平行なクラックが少なく、岩が脆いため。