ユマーリング練習 (2019-09-08)

最終更新日

10月に行われるJFAのリボルト職人検定講習会に参加予定なので、その前準備として、JFAの環境委員であるN田さんからユマーリングの稽古をつけて頂いた。場所は蝙蝠谷(草刈りとセット)。

懸垂下降の登返し経験は何度かあるし、グリグリとアッセンダーを使った登り返しも経験済みだったものの、いかんせん自己流だったので不安があった。今回の練習で、自分が行ってきた方法があながち間違いでなかったことが確認できた。さらには、N田さんの無駄のない洗練された装備とユマーリングテクニックを間近で見ることができた。

ユマーリングのエッセンスは下図のようになる。

▲ユマーリングのエッセンス

アッセンダーからぶら下げたエイダー(ペツルのフットテープが使いやすい)に立ち込んで、手繰ったロープをグリグリで固定し体重を預ける。その繰返し。

ペツルのアセンションはアッセンダーの定番だけあって使いやすい。少しでも軽くしようと、ベーシックを使うこともあるけれど、ハンドルがないので疲れてしまう。しっかりしたハンドルがあるアッセンダーの方が、総体的には疲れにくい。

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アッセンダーの上側のカラビナにプーリーをセットしてグリグリから手繰るロープを折返して1/2システムにすると、手繰る力が半減することと、手繰る方向が下向きなることで、楽になる。一方で、同じ量を手繰っても1度に引上げられる距離は半分になってしまうから、繰返し数は多くなるので、一長一短ある。空中ユマーリングの場合は折返し有り、そうでない場合は折返し無し、というのが良さそう。

その他、リボルト時に必要な工具、それらの流れ留めをどうするかなど、実物を見ながら確認できて有意義だった。熟練者から直接教わるというのは、やはり効率が良い。どうもありがとうございました。