鷹ノ巣崖(2019-03-17)
妻がTさんと雪彦山でクライミング予定だったので、子どもと留守番予定の本日。しかしながら、雨天のため雪彦山は中止となり、近所のボルダリングジムに予定変更となりました。ジムなら子連れで行けるので僕も便乗。今年2回目のジムなので、少し登っただけで、手の皮も足も痛くなってしまいました。
疲れ果てジムを出たのが15時前。なんと快晴ではないですか。こんな日にジムだけで終わらせるのはもったいないということで、Tさんと僕とで、開拓中の岩場へ行きました。
昨日、3時間かけて整備したアプローチ部分は、15分程で歩けることが確認できて、ひとまず満足。岩場に着いたら、さっそく正面の右上クラックにトライ。
今日こそは初登するつもりでいましたが、クラックにプロテクションのカムをセットする部分までがかなり悪いです。誰にも登られた形跡がないため、岩の表面がボロボロと剥がれるのです。手で掴んだ部分はもちろん、フットホールドもザラリと削ぎ落ち、その度に余計な力が入ってしまいます。
何度も行きつ戻りつしていたら次第に安定してきたので、思い切って遠いフレークを掴んで体を上げ、もう引き返せない体制になってなんとかキャメロット0.75番をセット。そのまま、恐怖のあまり声を出して誤魔化しながら、中間部へ行こうとするも力尽きて、というかやはり岩が剥がれそうで怖すぎてテンション。無念のカム残置敗退となりました。
ジムの疲れがなければ…と思うものの、結局はこれが実力です。まだ誰も登ったことがないラインに取付くプレッシャーこそが、開拓の醍醐味なのかもしれません。オンサイトは逃したものの、まだグラウンドアップの挑戦権が残されています。また、登りに行きます。