後山キャンプツーリング(2022-07-17〜18)

最終更新日

はじめに

Ninja 400(2016年式)を手に入れた。前々からバイクは1台欲しいと考えており、妻も僕も乗れる気楽な250ccがないかと探していたら、いつの間にかフルカウルの400ccが手元にある。本来であれば250TRが欲しかったのだけれど、このクラスは近年高騰しているらしく、工業的価値とかけ離れた価格で販売されていた(と僕は感じた)ので、どうせならと400ccを選択した。そんな訳で、運転に慣れるため1人でキャンプツーリングに出かけてみた。

▲Ninja 400(2016)にテント泊装備を積載

準備

バイクにテント泊装備一式を積むにあたり、荷物は少ない方が良い。幸い、登山用のテント類が一式あるので、登山に使っている40Lのザックに詰めて、シートにショックコードで括り付けることにする。荷物は、

  • 2人用シングルウォールテント
  • 着替え
  • 防寒着
  • シュラフカバー
  • テントマット
  • 水筒
  • ヘッドランプ
  • ライター
  • ナイフ

といったところ。夏なのでシュラフなし。食料は途中のスーパーかコンビニで買えばいいや。スマホと財布とツーリングマップルはウエストバッグに入れる。

キャンプツーリング

目的地の後山キャンプ場までは2~3時間で着きそう。早く行って時間を持て余すのもなんなので、14時頃に加古川市を出発する。

最後にバイクを乗ったのは2010年だったから、12年のブランクがある。マニュアルでギアチェンジする感覚が久々。人間、体で覚えたことは長く身に付いているもので、一応、運転はできている。回転数を上げてシフトチェンジするあの感覚、運転するだけで楽しい。

まだETCを付けておらず、高速道路に乗るのがおっくうなので、下道を走る。2号線のバイパスを西に向かうと、強風にあおられて恐怖を感じる。シートに括った荷物が落ちないか心配で仕方がなく、何度となく後ろに手を伸ばしてしっかり固定されていることを確認する。

ナビ無し運転になれていないので分岐を通り過ぎてしまい、一度バイパスを降りてUターンして乗り直し、姫路西ランプから国道29号線を北上。宍粟市のイオンで休憩。モスバーガーで遅い昼食を摂り、100均で荷造り用のゴム紐を追加する。さらに北上し、波賀の斉木口を左折し国道429号線から山奥に進むと、開放的でややアップダウンがある道となり、ようやく、ツーリングって楽しいなと思えた。

目的地の後山キャンプ場に17時着。このご時世に珍しく、予約不要、料金無料という素晴らしい場所。テントサイトは上下2段に分かれており、下の第1キャンプ場は駐車場から近いためか人が多い。上の第2キャンプ場は貸し切り状態。テントを設営しマットを膨らますと、もう今日の仕事は終わりだ。途中のコンビニで買った缶ビールをプシュッとする。芝生の上にテントマットを敷いて、バターピーをつまみにビールを飲む。なかなか贅沢な時間。

焚き火ができるスペースがあったので、薪を拾って火を付けてみる。今朝方までの雨でシケシケのため、着火に苦戦する。持ってきていたロウソクを補助に、なんとか焚き火らしくなる。炎を眺めながらカップ麺を食べる。19時を過ぎ、暗くなってきたタイミングで雨が降り出したので、テントに入って本を読んでいたら、いつの間にか眠ってしまった。

▲快適なテントサイト

帰り

5時前に起床。そんなに空腹でもなので、撤収して出発し、朝食はどこか途中で食べることにする。バイクでのキャンプは、登山と違った気楽さと自由さがある。山界と下界の間をさまよっているというか。

相生に向かって南下し、SPring-8前の光都のファミマで弁当とコーヒーを買い、イートインでツーリングマップルを読みながら朝食。7時。帰りは、相生の海沿いの250号線(はりまシーサイドロード)を経由してそのまま250号線で帰宅することにする。はりまシーサイドロードには、ツーリングをしている2輪車が多くいて、すれ違いの挨拶もけっこうして、愉快な気持ちになる。9時頃に無事帰宅。事故なく帰れてほっとした。

▲佐用町あたり(運転に精一杯で余り写真は撮れず)