山神社の岩場 (2020-10-11)

最終更新日

前日に高砂市の市ノ池公園キャンプ場でM村さんと合流し、楽しい話題と美味しいお酒で鍋とBBQを囲んだので、お酒の弱い僕は若干二日酔い。テントを撤収し岩場へと向かう。

▲快適なテントサイト

朝から暑く、夏が戻ってきたような陽気。神社から岩場までの登山道はうっそうと草木が茂っている。岩場に着くと、知合いのクライマーが何人かおられた。岩場で知人に会うというのは久々なので、なんだか嬉しい。

  1. 陽だまりの木 5.8 RP
    ロープソロ
  2. 秋の木漏れ日 5.9 RP
    ちょっとボルトが遠い
  3. 晩秋物語 5.11b 敗退
    かなりボルトが遠い
  4. 紺碧の宇宙へ 5.11a TO
    晩秋物語からエスケープしトップアウト
  5. つるべ落とし 5.10b RP
    下からの見た目より長い

ひとまず、ロープソロで「陽だまりの木 5.8」をリードしてみる。今回はロープを背負わず、地面に置いた状態で登る。肩ごしにロープを後ろにぶら下げた状態なので、高度が上がるとロープの重さが増し、肩との摩擦力でハーネスに付けたグリグリからはロープが全然流れない。すると身動きできなくなるから、自分が登ると同時にロープを手繰る必要があり、これがまた大変。手繰る際、首にロープがこすれ、摩擦熱で軽く火傷してしまった。やはりロープを背負った方が、登りやすいみたいだ。

7歳になったRKにもトップロープで同じルートを登ってもらう。相変わらず、ロープからクイックドローを外すのが上手い。途中で何度もテンションがかかるが、諦めずに登って行く。最上部がちょっとしたハング状になっており、彼女の身長では難しそうだったものの、柔軟性を活かした開脚登りで見事に登り切った。

▲常人にはなかなか思いつかないムーブで核心をクリア

南面は余りに暑すぎるので、西面へ移動。まだトライしたことがなかった「晩秋物語 5.11b」に取付いてみる。2本目から3本目へのボルト間隔が異様に遠く、突っ込む勇気が出てこない。ボルトが少ないということはムーブ的には簡単なのだろうけれど、ホールドは一見して分かりにくく、探している途中でパンプしてしまいそう。最後のボルトよりはるか上でパンプして身動き取れなくなっている自分を想像し、諦めてテンションをかけてしまう。右隣りの「紺碧の宇宙へ 5.11a」にエスケープするも、こちらもなんだか悪く感じ、散々な登りでどうにかトップアウト。不甲斐ない。

▲「晩秋物語 5.11b」(左)と「紺碧の宇宙へ 5.11a」(右)

再び南面に戻ると、辺りはもっと暑くなっている。僕は先ほどの登りで疲れたので、しばし放心状態。最後に「つるべ落とし 5.10b」を登り、14時半に撤収。

RKも疲れていたようで、山神社から2号線へ向かう車道で抱っこをせがんでくる。いつもはブツブツ言いながらも気丈に歩くので、余程のことだ。そういえば、4歳くらいの頃は、山に行く度に抱っこして歩いていた。7歳になり21kg超となった彼女を抱えるのはしんどいが、その重さに着実な成長を感じるし、まだ小さかった昔を懐かしくも思う。