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娘のRKが日帰りバス旅行に参加したので、妻のkinacoさんと2人で動ける時間ができた。雪彦山でのマルチピッチが候補に挙がったが、時間ギリギリになりそうなのと、寒そうなので、堡塁岩で登ることにした。堡塁岩も大概寒そうだけれど、烏帽子岩や不動岩の混み合いは避けたいし、マルチピッチよりは寒さ対策もしやすいだろうという考え。

駐車場に着いた時点で、車の外気温時計は4℃。岩場に到着すると、僕らの他には2パーティーのみ。おかげでリラックスして登れる。クラッククライミングがしたかったので、できるだけクラックっぽいルートを、できるだけ残置支点を使わないようカムでプロテクションを取りながら登る。日が当たれば、耐えられない寒さではない。

▲堡塁岩から望む大阪湾
  1. 右クラックルート IV RP(再)
    序盤のクラックが楽しい。ひんやりとした岩にフィストが決まって心地良い。リード&フォローで登って懸垂下降。
  2. 大ハング右 V+ → 電光クラック IV+ RP(再)
    中央稜南壁左下に切れ込む大ハングの右端のクラックから離陸し、上部は電光クラック。爽快。
  3. 中央クラック TR
    プロテクションが良くない印象だったのでトップロープで登る。上部は、向かって右にあるフレークのようなクラックのような部分から登るのが面白いようだ。カムでプレテクションも取れる(これまでは左のフェイスを登っていた)。
  4. サラマン 5.9+ RP(再)
    西向きなので、午前中は日が当たらず岩がすごく冷たい。なんだかいつもと違うなあ、と思いつつも登っていると、kinacoさんから「左がサラマンじゃない?」と声を掛けられて、自分がナンバブラザーズ(サラマンの右側)を登ろうとしていることに気づく。クライムダウンで取り付き直し、岩の冷たさにめげそうになりながら、なんとか完登。

いよいよ寒さが身に染みてきたので、4本で切り上げる。前回(2021年7月)、ロープソロでテンションをかけてしまい悔しい思いをしたサラマンを今回は登れたので満足。ソロでリードするのも楽しいけれど、10年来のパートナーにビレイしてもらう安心感の下でリードするのは気持ちが軽く、また別の楽しさがある。

▲大ハング右 V+
▲電光クラック IV+
▲サラマン 5.9+