火の玉Wall(190)持久トレ

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4月から年パスを再開して週1~2ペースで加古川市のクライミングジム火の玉Wallに通ってます。7月中旬までは、普通に課題を登って、1年間の中断前に登っていたグレード(4級くらい)を登れるようになりました。7月下旬からは、持久力向上のために、オーナーさんから教わったトレーニングを続けています。

持久トレーニングの方法は、最も簡単な課題(ピンク)を登ってクライムダウン、そのまま2番目に簡単な課題(ミドリ)を登ってクライムダウン、そのまま3番目に簡単な課題(キイロ)を登って…というのを力尽きて落ちるまで行うというものです。これを、3つの壁で2セットずつ、計6セット行います。セット間の休憩は5分程。

果たしてどのような効果があるのだろうかと、文献を調べると以下の情報が出てきました。

本トレーニングは、手指筋群における最大下力発揮でのトレーニングを毎回限界まで行うような筋持久力トレーニングであったと考えられ、それに対する適応として前腕手指筋群への血流量の増加による酸素供給能力の改善が起こり、筋持久力が向上し、クライミングパフォーマンスの改善にもつながったと考えられる

前大ら, スポーツパフォーマンス研究, 4, 1-15, 2012

限界まで登り込むことで、手指筋群への血流量が増加する効果があるようです。限界まで登るのはとてもしんどく、新しく課題を登れる楽しさもありません。トレーニングとはそういうものなのでしょう。

週に2回、早朝にトレーニングして、2週間が経過しました。進歩が分かるように専用フォームを作成し、記録しています。

2課題目(ミドリ)、下手すれば1課題目(ピンク)を登ってクライムダウンした時点で力尽きてしまいます。たまには3課題目(キイロ)や4課題目(オレンジ)まで登れるときもあります。

まあ、まだ2週間(4回)なので、大した変化はありません。上記論文にあるような、手指筋群への血流量が増加した実感はまだありませんが、体はやや軽くなってきました。地道にこのトレーニングを続けられれば強くなれそうです。秋のクライミングシーズンに向けて、週2回の持久トレーニングを続けてみます。