豪渓でシンハンド修行(2023-07-29)

最終更新日

某山岳会に混ぜていただき、計5名で岡山県総社市にある豪渓でクラックを登った。猛暑日なので暑さが心配だったものの、ミルキークリフエリアの岩場は木陰になっているので、そこそこ登れた。真夏でも登れるクラックがあるのはありがたいことだ。

登ったルート

1. ヒート・オブ・ザ・モーメント 5.10b RP(再)
ハンドジャムが決まる下部から、上に行く程クラックが細くシンハンドに近づいて苦しくなるルート。前に登ったときにはもっとジャミングが効いた気がするのだけど、なかなか効きが甘くて難しく感じた。

2. leftover 5.10a OS
20mくらいの長いルートにOSトライ。ちょっとしたハングを越えるところがやや緊張。ハンドジャムがしっかり決まるので思い切って進んで、最後はオフィズス。レストポイントは豊富なので、休み休み進んでどうにか完登。

3. ヒート・デス 5.10d TO
クラックのみで登って5.10dというこのルート。シンハンドの状態でプロテクション取るのが怖すぎて左の壁に足を付いてしまう。所々いいホールドがあるので、その間はシンハンドで耐えるしかないのか。つま先しか入らないのでフットジャムが痛い。テンションまみれでトップアウト。

4. ヒート・デス 5.10d TR
トップロープでムーブ解決を試みたものの、やはり手も足も難しく、何度もフォールしてしまう。テラス手前のムーブがよく分からず、レイバックとハイステップで強引に越える。うむ…。

▲ヒート・デスのクラックは向こう側が見える

5. キャバレー 5.10b TO
20mくらいの長いルートにOSトライ。トポにあるように、小ハングからのフレアしたシンハンドが核心。小ハングの手前も僕にとってはシンハンドで悪く、赤キャメを決めた位置がちょうどジャムしたい場所だったので、カムをずらしたりして手間取る。なんとか小ハングを越えた先はフレア気味で決まりにくく、フェイスムーブで登ろうとしたら耐えきれずに落ちる。その後はテンション交えてトップアウト。

▲中央のクラックがキャバレー 5.10b

感想

どのルートも登り応えがあり、5本登ってお腹一杯。下山すると16時過ぎ。岩場は薄暗くなりかけていたけれど、お寺の前の道に出ると青空が広がっていた。夏だ。

僕が使っているテーピングは粘着力低めで剥がしやすいタイプなので、夏場は汗ですぐに剥がれてしまう。そんな訳で、ほとんど素手で登ったら手の甲が痛かった。

さらに、出かける前、倒れかけたバイクに持ちこたえるようとした際に左手首をやや捻挫していたようで、その状態でクライミングしたものだから、翌日は左手首が痛かった。PCのキーボードを打てないくらいの痛さ。ついでに手の甲はかさぶただらけになっていた。早く治してまた行きたい。

備忘録

・午前中は正面壁(leftoverなどある側)の上部に日が当たる。
・蚊がいるので虫よけ必須。