峰の松目沢 (2012-12-23)

最終更新日

メンバー:SEKくん(L)、Sさん、S間(記)

概要

SEKくんのつてで、T山岳会に混ぜてもらい、八ヶ岳の峰の松目沢でアイスクライミング。氷結バッチリ、天気快晴。稜線に抜けた頃には曇り空。硫黄岳ピストン後、鉱泉経由で下山した。

詳細

2012-11-23(日) [快晴のち曇りのち雪]
23:00(前夜) 自宅発
08:00 美濃戸発
09:40 峰の松目沢分岐
10:00 F1下
12:30 F8上
14:50 赤岩の頭
15:10 硫黄岳
16:00 赤岳鉱泉
17:00 美濃戸着
23:30 自宅着

T山岳会7名とともに8:00に美濃戸を出発。取付きは二つ繋がった鉄の橋を右岸側に越えた所。標高約2200m。下流から橋を渡ったら、向かって左へ移動。小さな涸れ沢を1つ越え、2つめの沢を詰める。しばらく行くと二股になるので、右へ進むとF1が見える。

F1基部でハーネスを付け、3人のパーティー3つに分かれる。上まで抜けるのはぼくらのパーティーのみで、他の方は途中で同ルート下降の予定。

F1はロープ出さずに越え、F2は確保。ビレイは灌木。その後も快適な滑滝が続く。振り返ると阿弥陀岳と赤岳。抜けるような青空。日差しが暖かい。アイスクライミング最高だ。

F2をリードするSさん

5個目か6個目の滝はつららの集合体で、垂直で難しそう。SEKくんが空身でリードして荷揚げ。ぼくもリードさせてもらい、ピンクポイント。V級くらいか。ビレイ点はスクリュー。すぐ上にもう1個ある5m滝を上り、灌木でビレイ。荷揚げがなければ二つつなげられる。

最後にもう1つ滑滝を抜けて、稜線まで詰めた。ハーネス、アイゼンを外し、赤石の頭を目指しひたすらラッセル。深いところは腰くらい。トップのSEKくんのラッセル力は凄まじく、彼がつくったばかりのトレースを歩いているにもかかわらず、全然追いつけない。Sさんの体力も凄く、結局ぼくが最後尾になってしまった。

硫黄岳を空身でピストンし、15:10、下山開始。赤岳鉱泉16:00、美濃戸17:00。途中で日が暮れ、雪も降り出した。美濃戸でテント泊しているT山岳会に挨拶して帰途に着いた。美濃戸口までの林道は、アイスバーンの上に粉雪という最悪の状況。スタッドレスだけだったので、ヘアピンカーブ手前で一瞬制御不能になった。夜中の下りはチェーン巻いた方が安全だ。

赤磐の頭から硫黄岳

備忘録

  • 日当たり良し、眺め良し、アプローチ近め、と三拍子揃った沢。サクサク登れて面白かった。
  • ボルトやピトン等の残置支点はないので、支点はスクリューか灌木を利用する。
  • 新調したアークテリクスのalpha SVジャケットを今回初使用。ハーネスを付けてもお腹周りがダボ付かず快適だったし、ポケットも使いやすかった。フードはヘルメット装着時でも、顔面への風をしっかりと防げた。サイズはSでちょうど良かった(身長174cm、体重72kg)。