小川山 (17) おむすび山スラブ、水晶スラブ

最終更新日

2012-07-24(火)

小川山。8:30-14:00。

前日の雨で辺りは濡れていた。少し遅めに出て、乾きの早そうなおむすび山スラブへ向かった。平日だというのに駐車場は3割くらい車で埋まっていた。夏休みだからだろうか。おむすび山は予想どおりカラカラに乾いていた。5.10aから登りはじめた。

1. 無名ルート[5.10a] OS。出だしがフェイスっぽくてややパワフル。その上は穴ホールド多数の快適スラブ。終了点下がやや傾斜の強いスラブ。面白かった。

2. ラベンダー[5.10a] ×。3本目クリップ後、ダイクへのマントリングに失敗して5mのロングフォール。ダイクに乗り込んでいるとき「落ちるかも」と思ったときには落ちていた。シュルルルーと勢いよくロープの流れる音が鮮明で、景色は何も見えなかった。ロープの伸びで衝撃は少なかったが、左足首を少しひねったようで痛みが残っていた。意気消沈して取付きに降ろしてもらった。

妻がぼくのロープを引き継ぎ、マントリングをこなして4本目までクリップしてくれた。でもそこから上はランナウトしたスラブだったので、妻は潔く降りてきた。

3. ラベンダー[5.10a] A0でトップアウト。妻のロープを引継いで再びぼくの番。4本目までトップロープ状態だったので難なく登れ、ランナウトしたスラブを我慢して5本目と6本目にクリップ。そこから終了点までがなんとなく嫌な感じで、先ほどのロングフォールを思い出してしまい、A0でトップアウト。厳しいルートでした。

外国人の2人パーティーが来て、ぼくらがのぼっていたルートについて「おもしろいか?」というようなことを聞いてきたので「デンジャラスだ」と答え、無名ルートをお勧めしておいた。おむすび山の厳しさに撃沈したぼくたちはエリアを変えた。屋根岩2峰のDDTを登りたかったが濡れていたので、水晶スラブで登った。

4. アバタもエクボ[5.10c] ×。2本目クリップの所にアンダーガバがある。そのガバを掴んでしまうと動けなくなってしまった。ラベンダーのフォールの恐怖もあって思い切れなかったため、一旦降りた。

5. 越境者[5.10a] FL。気を取り直して右隣の5.10aを登った。結構面白かった。上部はアバタもエクボと共通。

6. アバタもエクボ[5.10c] RP。核心はやや左にトラバースするとすんなり行けた。手順よりも足順を考える必要があった。いいルート。

写真:アバタもエクボ

本日の成果:アバタもエクボ[5.10c] RP2