ボルダリングをルートクライミングに活かすには

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どうやら今週末も雨みたい。3月に入ってから、週末はあまり天気がよろしくない。明日は人工壁へ行こうか。

さて、人工壁のボルダリングで身に付けたムーブをルートクライミングに活かすにはどうすればいいのだろうか。例えば5.10cのルートの核心は、ボルダリングだと高々6級だと思う。地上に近い位置での6級ムーブなら簡単に登れたとしても、ルートの場合は、高い位置にあることが原因で難しくなる。高所による恐怖、核心に行くまでの消耗、の2点が大きな要因だろう。したがって、ルートにボルダリングを活かそうと思えば、ある程度消耗した状態で取り付き、絶対に落ちてはいけない、というプレッシャーを感じながら、課題に取り組めばいいのではないか。

5.10cのルートをボルダーでシミュレートするならば、7級の課題を登りクライムダウンして、そのまま6級のルートに取り付いてみればいいかもしれない。そして、核心の6級ルートでは、絶対に落ちてはいけない、と自分に思い込ませる。下は断崖絶壁で足を滑らせれば云々と、漫画版孤高の人の主人公ばりに自分の世界に入り、安心感に打克ち緊張感を保つセルフコントロール能力を高めるのだ。