矢掛で「まわりゃんせ 1級」を登る (2020-02-02)

最終更新日

3回目の矢掛ボルダー。今回は家族3名に友人3名の計6名。西のエリアで友人らと現地集合し、登り始める。地道なダイエットの成果が出はじめて、本日の体重は今年最低値の67.5kg。なんだか身体が軽い。3週間ぶりに会った友人に「ガリガリやん」とびっくりされた(以前が太めだっただけで、ガリガリには程遠いけれど)。

まずは「こけら落とし 3級」にトライ。アップもなしにいきなり取付いたものだから、身体が思うように動かず、前回取れてたリップが取れない。身体をほぐすつもりで岩を触っていると、リップは安定して掴めるようになった。ここから鬼門のマントリング。前回はトウをかけるのがやっとだったけれど、毎晩続けた股関節の動的ストレッチの効果が出て、ヒールをかけられるようになった。それでもなかなか身体が上がらないわ怖いわで、何度も途中で降りた。トライ毎にちょっとずつ乗込みが良くなり、ヒールがかかるようになって5回目のトライで、何とか完登できた。

▲「こけら落とし 3級」

次はいよいよ狙いの「まわりゃんせ 1級」に取付く。新しい靴(インスティンクトVS)のお陰か、前回散々苦労した離陸はすんなりできるようになった。左手のスタートホールドは人差し指をかける位置を数mm変えただけでしっかり保持できるようになった。何度も何度も、右手デッドでリップ取りをトライしては失敗。それでも、続けていると、0.1秒、0.5秒、1秒、…と、リップを掴めている時間が徐々に伸びてきた。何度も連続トライできないので、2~3回トライしては小休止、の繰返し。

▲「まわりゃんせ 1級」

ふと、離陸時に使っていた右足フットホールドから約20mm上、約50mm右に、小さなフットホールドがあることを発見。こちらを離陸ホールドに変えると、劇的にリップを掴みやすくなり、ついには保持できるようになった。すかさず左手もリップを掴む。あとは左にトラバースしてマントルを返すだけかと思いきや、そのトラバースが意外とバランス悪く耐えられずにフォール。リップを取ってトラバースで落ちる、を5回くらい繰返した。リップ取りを繰返す度に、右手の皮が消耗していく。あと何度もトライできない。

大休止後に気合を入れ直してトライする。リップ保持までのムーブは安定した。右手だけでリップにぶら下がる数秒間、なぜ落ちないのか自分で不思議に思う。落ちる前に左手をマッチ。足が切れてしまうが堪える。左足を壁にスメアしたいがむなしく滑る。左手を送って重心を左に移動し、右足をカンテのホールドに乗せるとやや安定した。左手でリップのカチを無我夢中で掴んだら、右ヒールをかけてマントリング体勢に入る。あと少し。遠い右カチを頼りに身体を乗上げて、なんとか、1級課題、完登。最高グレード3級だったのが、一足飛びに1級まで更新できた。嬉しい。

昼過ぎから移動したセンターエリアは、ぽかぽか陽気で春みたいだった。西のエリアで疲れ果てていたのか、トライ中の「狙い通り 2級」は前回から進歩なし。でも、明るく暖かいセンターエリアは、居るだけで癒された。

西のエリア

  • こけら落とし 3級:完登(多数トライ)
  • まわりゃんせ 1級:完登(多数トライ)
  • GK3 2級:完登(2撃)
  • ノクターン 1級:3回くらいトライして敗退
▲「矢掛レイバック」の岩にあるチムニー

センターエリア

  • リップで会いましょう 4級:完登(3撃)
  • 三月ウサギ 3級:1回トライして敗退
  • 矢掛レイバック 3級:1回トライして敗退
  • 矢掛レイバックの奥のチムニー 5.7くらい:完登(1撃)
  • 狙い通り:5回くらいトライして敗退
▲ホールド掃除用ブラシがお気に召した6歳児

矢掛プラザで惣菜を買って駐車場で食べて帰宅。帰宅後、体力と筋力の回復を優先してノンアルコールビールで祝杯を上げた。良い1日だった。