大峰ツーリング(2022-07-30)

最終更新日

沢登りとバイクツーリングを両立するにはけっこうな体力が必要だ。①行きのバイク、②沢登り、③帰りのバイク、という3つの行程をこなす必要がある。②で体力が尽きてしまえば帰れなくなる。ということで、とりあえずバイクツーリングのみで大峰まで行ってみた。

行程

  • 2022-07-30(土)晴のち曇ときどき雨
    09:00 加古川市
    10:50/11:10 道の駅 かつらぎ
    12:10 大台ヶ原山ドライブウェイ入口
    13:15 上多古川分岐
    13:45 下多古川分岐
    15:15/15:30 道の駅 吉野大淀iセンター
    16:50/17:00 南芦屋浜PA
    18:00 加古川市

詳細

(1) 行きのバイク

荷物はさほど必要ないだろうと思い、ウエストバッグに財布とスマホと地図とタオルを入れて出発。このバイク(Ninja 400 2016)で高速道路に乗るのは初めてだし、バイクでETCを使うのも初めてだ。最初のETCゲートを通過するまでは緊張していたけれど、いったん通過できると分かれば自信がついた。大峰までは、複雑にからみあう多種の高速道路を通らねばならず、その度に停車してお金を払っていては大変だ。バイクが受けるETCの恩恵は大きい。スマホホルダーもタンクバッグも持っていないので、道順をメモした付箋をタンクに貼っておいた(風に飛ばされないようマスキングテープで補強)。格好はイマイチだけど便利。

▲ルートを付箋でメモ

(2) 大峰

吉野川の河原に溢れる車を眺めながら北上。道の駅 杉の湯川上へ続く道へ走らせる。この辺まで来れば涼しくなるのではと期待していたけれど、まだまだ暑い。トンネルの中が唯一、涼しさを感じられた。せっかくなので大台ヶ原山ドライブウェイまで行ってみようとするものの、例のぐるぐるトンネルを通過したら雨が本降りなってきた。以前、アイスクライミング時に来ていた峠の茶屋(現在は閉店しているようだ)の軒下でしばし考え、雨の走行は怖いので無理せず引き返すことにする。雨具もないし。

▲大台ヶ原山ドライブウェイ入り口

標高を下げると雨が止んだので、上多古川と下多古川のアプローチをそれぞれ偵察する。上多古川の林道は奥に進むに連れて荒れてきて、鋭利な石が多く、路面も滑りやすくなってきたので撤退。途中の広い駐車スペースには2台の車があった。下多古川は終点まで舗装されていた。琵琶の滝へと続く登山道があるので、ここからアプローチするのだろう。

ここまで来たら、沢登りしたい気持ちになるかと思いきや、バイクでここまで来れたことと、無事に帰れるかという心配もあって、全然登りたい気持ちにならなかった。沢ヤへの道は遠い。

▲上多古川林道
▲下多古川林道の終点間際

(3) 帰りのバイク

吉野大淀の道の駅で休憩し、アイスクリームを食べる。甘さと冷たさに癒やされて、心なしか体力も回復した。さて帰るかとヘルメットを被ろうとしていると、見知らぬおっちゃんが話しかけてきた。「暑いやろ」「今が一番暑い時期やからな」「ヘルメットせんで良かったらええねんけどな」「俺もバイク乗っとるんや」「気いつけや」と儀礼的挨拶を交わした。

橿原市内で給油して、165号線から高速に乗って加古川市の自宅を目指す。少し高速道路に慣れたのか、行きよりも楽に感じた。海沿いの阪神高速湾岸線は爽快。しかし、風がやや強く時折横に揺さぶられるのが恐ろしい。高速道路で転倒してしまえば、生身の人間などひとたまりもない。微妙な凹凸や道路のつなぎ目の金具に冷や汗をかきながら運転する。

どうにか自宅にたどり着き、ヘルメットを外すと、まだ風切り音が続いているような気がした。

備忘録

  • 本日の走行距離360km、平均燃費28km/L。
  • スモークシールドは眩しさの軽減にかなり役立った。
  • ワークマンの長袖インナーはなかなか快適だった。ジャケットは登山用のソフトシェル。
  • 日帰りでも雨具や着替えはあった方が良かった。