野洲川 元越谷(2022-08-12)

最終更新日

夏になるとちょっとした沢へ行ってみるものの、恐怖感の方が勝ってしまい、ろくに水に浸からず遠巻きに滝を眺めては無難に帰っている。僕は果たして沢登りというジャンルが好きなのだろうかと自問自答しつつ、明るく初心者向けと評判の鈴鹿は野洲川にある元越谷へ行ってみた。

行程

  • 2022-08-12(金)曇のち雨のち曇
    06:50 加古川市
    10:45 林道ゲート
    11:05 入渓
    11:50 元越大滝
    12:10 二俣
    12:25 林道
    13:10 林道ゲート
    13:50 御在所スカイライン
    17:30 加古川市

詳細

(1) 行きのバイク

例によってNinja400にシートバッグを取付け、沢装備一式を詰め込んで7時前に自宅を出発。鈴鹿までは、山陽道、新名神、名神、新名神と大半が高速道路だ。バイクにとってしんどいのは停発進なので、信号の多い街中よりも高速道路の方が運転は楽だ。と思いきや、高槻JCTから草津まで猛烈な渋滞にハマってしまい、低発信を余儀なくされとても疲れた。天気が曇りで、炎天下でなかったことがせめてもの救い。

草津JCTから甲賀土山ICまでは快適に流れた。10年以上前に乗っていたCB400SSは、80km/hを超えるとハンドル周りの振動が大きくなり、風圧もきつかった。Ninja400はフルカウルなので空力特性が良いのか思い込みなのか、随分楽に110km/hまでスピードが出せた。

高速を降り、途中のコンビニで食料を調達し、滋賀県道9号線から国道477号線を走り、野洲川ダムを過ぎて林道のゲート前に到着。時刻は11時に近く、すでに疲れた。

▲到着しただけで既に達成感あり
▲林道ゲート

(2) 元越谷

蒸し暑いのですぐにでも水に浸かりたいけれど、堰堤が連発しているのでおとなしく林道を歩く。20分弱歩いたところで、そろそろかなと入渓。白っぽい花崗岩と広く明るい渓相にホッとする。しかし、天気予報どおりに雨が降り出した。沢の中で雨に降られるほどがっかりすることはない。別に濡れるのは良いのだけれど、寒いし増水の危険を感じてしまい絶望的になる。

どうしよっかな、もう帰ろうかな、と思いながら、渋々と水中を進んでいると、雨が降ったままお日様がでてきて眩しく明るい雰囲気になった。峻険な森の中の沢よりも、僕はこういう花崗岩の広々とした沢が好きだ。沢を積極的に楽しむというよりも、夏には登山道は暑すぎるので、涼しい沢沿いを水に浸かりながら登るのが好きなのかもしれない。まあ、些末な問題だ。

なんとなしに歩いていると、1時間弱で元越大滝15mに到着。なかなかの壮観。滝身の右側は登りやすそうだ。ザックを降ろし、眺めながらお湯を飲み、おにぎりを食べる。天気はいまいちながら、状況は悪くない。

元越大滝を越えると、ガイドブックにある「ナメと淵の競演」の説明どおりに、癒やしの空間が続く。エメラルドグリーンの淵を覗きながら楽しく通可。雨は降ったり止んだり。今日一日、天気は回復しそうにないし、出発も遅くなったので、無理せず早めに引き上げることにする。二俣を右に進むのが正規ルートだけれど、地形図からすると、ここを左に行けば下山路の林道に行けるはずだ。予想どおり、二俣から15分ほどで林道に出ることができた。あとは惰性で下山。13時過ぎに林道ゲート着。

▲入渓点。雨で波打つ水面
▲元越大滝15m
▲元越大滝の脇を登る
▲大滝の上は快適
▲林道を下山
▲林道ゲートのすぐ裏は快適な河原

(3) 帰りのバイク

沢で濡れた衣服を着替え、さて帰途につく。そのまえに、せっかくなので鈴鹿スカイラインの峠を越えて菰野まで走ってみる。心なしか、後ろに荷物を積んでいる方が安定するような。体幹トレの成果と、技術書やYouTubeで勉強した付け焼き刃のライディング技術により、少しずつバイクを操れる感じが掴めてきた、気がする。

菰野ICから新名神に乗り、加古川市に向けて帰宅。日中はまぶしいのでスモークシールドを使っているけど、日が暮れると見づらいので、シートバッグに交換用のクリアシールドを積んできたので安心感がある。幸い、日没間際に帰宅できたので、シールドは交換せずに済んだ。

▲御在所岳へ行くときの駐車場で小休止

備忘録

  • 登坂装備やロープは使用せず
  • ヒル被害なし
  • バイク走行距離:390km
  • バイク燃費:30.5km/L