北山公園(2023-01-08)

最終更新日

遠方に住む山の先輩が、泊りがけで北山公園に来られるというので、久々に行ってみることにする。集合は13時となったので、午前中は娘(9歳)と一緒に近所を散歩してポケモンを集める(今更ながらポケモンGOをはじめました)。

渋滞に巻き込まれつつ、13時過ぎに北山公園着。山の先輩はちょっと遅くなると連絡あり。とりあえず1人で、クラックがある岩場に向かってみる。思いかけず、知り合いの方々と偶然会いし、一緒にルーフワイドクラックの「美蕃登」にトライする。

美蕃登のあるオノゴロ岩には、過去1回だけ訪れたものの、当時は何もできなかった。今回は、いろいろアドバイスをもらえて、どのようにスタートするかだけはわかった。ハンドとフィストで離陸し、足上げ腹筋よろしく足を上げてクラックの奥にねじ込むのだ。僕にできたのはここまで。

片足ずつ足を動かして岩の出口に向かって横移動したいものの、足の決め方が甘く、移動しようとするとずり落ちてしまう。落ちないためにはその場に留まるしかなく、眼前の岩を見つめるだけで時間が過ぎる。

山の先輩は諸事情により来ることができなくなってしまったので、夕方までこの岩場で、クライマーの方々と会話したり、登れないトライを繰り返したりして楽しい時間を過ごせた。

半年くらいクライミングから離れていたし、再開後もずっと1人で誰も来ない岩場を登っていたので、岩場でクライミング談義することはとても久しぶりだった。インターネットの普及、さらにはスマートフォンの性能向上とアプリケーションの高度化によって、情報の入手も発信も容易になった現代においても、人と人との直接のコミュニケーションは特別なものだ。わざわざ岩の割れ目に挟まって這い上がるという特殊な行動に魅せられた者同士、なにか通じるものがあり(ありましたよね)、勇気づけられた。どうもありがとうございました。