クライミングとダイエット2

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まえがき

2018年夏、ひたすら走り込むことによってエネルギーを消費し食欲も失せさせるという方針で73±1kgから68±1kgまでの減量に成功した。その後、仕事が忙しくなったり寒くなったりで走り込み量が激減し、2019年に入ってからは70±1kgまでリバウンドしてしまった。

いまさらながら、身長175cmだと標準体重(BMI22)が67kg、クライマー体形(BMI20)なら61kgという事実を前に、僕は愕然としている。新年度になって仕事も落ち着いたし、新しいクライミング目標もできたので、心機一転、ダイエットに励むことにする。当面の目標は64±1kg。

前回のように走り込み中心では通年続けるのが困難なので、今回は食習慣の見直しを根幹に、走り込みと筋トレを補助とする。

アプリ

アプリでレコーディングを1週間続けると、さっそく体重が1kg減った。最初の3日間は、有名どころの「noom」と「あすけん」の両方ともを使って比較した。

入力の手間は両方とも同じくらいだが、あすけんの方が登録できる食品データベースが多い印象。noomは食べた食品をカロリー密度の低い順に緑・黄・赤に分類して、赤を摂り過ぎないよう注意してくれる。視覚に訴えるシンプルなシステムは秀逸。あすけんは食事毎に、カロリーはもちろん、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン等を細かく分析・評価し、次回の食事も提案してくれるというきめの細かさ。noomのシンプルさも悪くないが、情報量の多さから、あすけんをメインに使用することに決めた。

あすけんのグラフ画面。1週間で70.6kgから69.5kgに減少した

ちなみに、noomでは人間のコーチがメッセージでサポートしてくれることが売りの様だが、メッセージ頻度は低く(1日1往復程度で土日は対応無し)、内容は当たり障りのない一般常識なので、食事毎に自動で内容を分析してくれるあすけんの方がサポート度は高い。noomは2週間の無料期間を過ぎると13,900円が自動的に追徴され4ヶ月プランに移行するという不親切設定なのも要注意。

食生活

アプリでレコーディングし正確にカロリー計算をすると、チョコレートとか、ドーナツとか、袋菓子とか、これまでつい手が伸びていたこれらのお菓子は、炭水化物と不飽和脂肪酸まみれで食べればカロリーも跳ね上がるので、怖くて食べる気がしなくなった。逆に、バナナ、豆腐、キャベツ、ガム等、満足感の割にカロリーが低い食品を選ぶようになった。ソイプロテイン等のサプリも栄養バランスを整えるのが視覚的に分かるので、積極的に摂るようになった。また、白米よりも玄米を食べるようになった。

いまのところ、1日の摂取カロリーは1600kcal前後になるよう調整している。お菓子を食べず、昼食はライスの代りにサラダを食べるように変えたくらいで、後は普段どおりの食生活。ただ、空腹感を感じる機会は当然ながら増えるので、ガムを噛んだり、コーヒーや紅茶を飲んだりして誤魔化す必要がある。これはもう、慣れるしかないのかなと思っている。あと1週間後にはさらに1kg減っているだろうか。しばし継続してみる。