古法華の岩場 (2019-01-14)

最終更新日

先週に引続き古法華自然公園の岩場で「血と汗 5.11b/c」にトライしてきた。今日はT尾さんと僕の家族3人の計4人で訪れた。天気は快晴で、岩場では陽が当り風も無く暖かだった。5歳の娘は主に折り紙で遊んでいた。

今日1回目のトライではリードでエイド交えてトップアウト。2回目のトライはトップロープながら全てのムーブが解決しノーテンで抜けられた。丁寧にジャミングポイントを探して体勢を整えれば、ほぼハンドジャムで登れることが分かった。ついでに、紫外線で劣化していた終了点のスリングを交換した。アメリカン・デス・トライアングルだったのを固定分散に変更したので、支点への負担は少し軽減されたと思う。ただし、支点そのものの状態はさほど良好ではない。

少し休憩して3回目はリードでトライ。カムのセットとロープクリップという動きが加わるとかなり消耗し、下部の広いクラックを抜けて棚状クラックに突入する所でテンション。以降は疲れて各駅停車。トップロープではこなせるムーブも、カムセットの負担やリードの精神的プレッシャー、カム自体がジャミングの邪魔になるという状況では実行できなくなってしまう。これがクラッククライミングの難しさであり面白さだ。それにこのルート、前傾していてムーブ強度が高いので、今のところ1日3回のトライが限界だ。

感覚的に、リードだとトップロープの3倍しんどい。レッドポイントへの作戦としては、カムのセット数を必要最小限にして消耗を抑え、良いハンドジャムポイントを求めてどんどん高度を上げることだろうか。使用したカムはキャメロット#0.3~2相当を1~2個ずつで計8個。ルートの全長は15mくらいでカムの効きも良いので、上手い人ならもう少し減らせるのかもしれない。いずれにしろ、これまで累計5回のトライで大きく前進した。完登できるまで、しつこく通いたい。

けっこう被っているので、一度壁から離れると戻るのが大変です。
この辺り、クラック内が多段階になっていてジャミングポイントに迷います。