クライミングのモチベーション低下中

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昨シーズンは全く雪山へ行けなかった。この冬こそはアルパインアイスへ行こうと準備を進めているものの、山やクライミングに対するモチベーションが少々低下中。Long Hopeを登るという目標を達成して燃え尽き気味なのと、その直後に人間関係のいざこざに巻き込まれ、あらぬ嫌疑をかけられて思わぬダメージを喰らってしまったから。いろいろな人々がいるものだ。触らぬ神に祟りなし、距離を置くしかあるまい。

登山やクライミングというのは、普通に生活を営む上では特に必要がないことだ。むしろ、時間もお金も必要な上に、危険も伴う。リスクとリターンを考えれば、明らかにしない方がいいことだ。なのに、熱中しているときは、そんな打算的なことを考える余地もないほどに夢中になれる。

きっとその夢中になれることが、生きていく上で必要になることがあり、夢中になりたいというモチベーションこそが、一介の会社員を山や岩場に向かわせる唯一の駆動力なのだろう。

だた一つの動力源であるモチベーションが低下してしまった僕は、クライミングジムに通う頻度が激減し、食事やお酒のコントロールもできなくなり、晴れた休日にもかかわらず遠くの岩場へ出かけるのが億劫になっている。失われたモチベーションを埋めるかのように、お腹周りの脂肪は成長を続けている。

それでも、家族で一緒に過ごす時間が増えたのは良いことだし、近くの岩場で7歳児とともに岩をちょっと登ってまったり過ごすのも悪くない。そのうちまた、何かに挑戦したい、厳しくも美しい自然に身を置きたい、という気持ちが湧き出てくることだろう。今は、身の回りの細々したことがらを、一つずつ片付けていこう。

▲人間は本能的に上を目指す