クライミングは、ただ壁を登るだけの行為だ。ただ登るための技術を研ぎ澄ますことで、満足感や達成感、幸福感すらも得られる。
打ち込む対象が岩であればクライマーになるし、仕事であれば優秀な会社員、投資であれば大金持ちということになる。その差は紙一重であり、目的を達成するための勤勉さやプロセスには共通性がありそうだ。だからこそ、(一般的な生活においては)何の役にも立たないクライミングという行為を極めたクライマーを「すごい」と感じる。
どんなことでもいいから、努力して実力を押し上げるという行為が、人間的に幸せになる道なのかなと最近思う。成果はどうあれ、挑戦し続けることには、きっと普遍的な価値がある。
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