鷹ノ巣山(2025-09-28)
またしても、山や岩から遠ざかってしまった。最近、デスクワークにやりがいを感じており、外出といえばムース(秋田犬、2歳)との散歩くらいだった。しかし、こういう生活が続くと心と体に良くない気がする。肩こりもひどい。鈍って重くなった体を鍛え直すべく、高砂市の鷹ノ巣山を歩きに行った。
鹿島神社の大駐車場に車を停める。曇った空から時折小雨が降る。空気はジメジメとして暑い。かしわ餅のお店が並ぶ参道を歩き、鹿島神社の裏手から登山道に入る。たいして歩いてもいないのに、汗が吹き出してくる。ようやく稜線に出て、立ち止まると、心地良い風が吹いている。あいにくの曇天のせいか、昼過ぎという時間帯のせいか、いつもは多いハイカーの姿はまばらだ。
鷹ノ巣山のピークから、南に伸びる特徴的な尾根「馬ノ背」を下る。しばらくは急坂で、足を滑らさないように慎重に進む。歳のせいか不摂生のせいか、最近はバランス感覚が悪くて姿勢がおぼつかないので、転げてしまわないように気をつける。
急な部分を過ぎると、あとはのんびりと歩くだけだ。ほっとして、一休みする。岩に腰を下ろし、お湯を沸かしてカップ麺を食べる。残りのお湯でコーヒーを淹れて飲む。少しだけ、少しだけ大地との一体感を感じる。
地球の大気にはいくつかの固有振動数があり、その1つである7.83Hzは、人間がリラックスしたときのアルファ波の8Hzに近いのだという。山を歩いて、岩を触り、地面に座り、空に囲まれることで、多少なりとも地球の固有振動数を感じ取れ、それがリラックスに繋がった様に思う。





