登るほどに難しい

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例の岩場開拓を地道に続けており、2022年12月3日と11日にも整備とクライミングに行った。11月から4週連続で行っている。ルート上の浮き石はあらかた落とし、ホールドとして使う場所の苔や砂はほぼブラッシングが済んだので、かなり登りやすくなった。クライミングルートが生まれようとしている感じがする。

カムのセット位置もほぼ決まったし、効き具合も信頼できるようになった。中間部の被ったクラックを突破するムーブさえ解決すれば、もうすぐ完登できる目論見だった。12月11日にトップロープソロで試したところ、けっこういいムーブを思いついたので、あとはそれを洗練させるだけかと思った。しかし、予想に反してその上の、下から見るとなんでもなさそうな上部フェイスがもっと難しかった。

クラック沿いの薄被りフェイスが5m程続くのだけれど、トップロープでもムーブ解決ができなかった。クラックは広すぎて片手でのジャミングはほぼ決まらない。ここはフェイスのホールドを拾って正面突破するのが正攻法だろう。でも僕にその力はなかった。単にクライミング力がないのだ。半年以上ジムに通っていなかったツケが重くのしかかってきている。

とはいえ5.10台前半であれば、トップロープでもムーブ解決できないなんてことはないはずだ。5.10台後半はあると思いたい。通い詰めて練習し続ければ、そのうち必要な筋力が鍛えられて、登れるようになるだろうか。上部フェイスはプロテクションが取りづらいので、よほど余裕の登りができなければ、怖くてリードどころではない。まだまだ楽しめそう。

▲中間部の被ったクラック
▲クラックを抜けて上部フェイスへ移る
▲上部フェイスが難しい