お酒との付合い方

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7時間くらい眠ったのに朝起きてもまだ眠い。日中は会社で仕事をして、21時か22時頃に帰宅して夕食を食べ、23時を過ぎるともう眠くなる。一時期、ほぼ毎日晩酌をしたことがあったのだけど、デスクワークで疲れ果てた状態でお酒を飲んだら逆に目が冴えてしまい、日中できなかった自分のやりたい事をやろうとしてしまうため、布団に入るのが深夜1時、2時という遅さになることがあった。晩酌すると疲れを感じる機能が麻痺してしまうのだろうか。もちろん、このような生活が続けば疲れが蓄積されて仕事はおろかクライミングのパフォーマンスも低下するし、風邪をひいて体調も悪くなりろくなことがなかった。

お酒を飲まない方が眠気を感じるし、起床後の熟睡感があるので、適切に疲れを感じて適切に眠り、そして回復しているのだろうと思う。ということは、お酒は健康に悪影響があるらしいので、2ヶ月ほど前の今年10月、試しに1ヶ月程お酒を飲まないようにしてみた。お酒を飲みたいなと感じたのは最初の3日間で、その後は飲まないのが普通になり、体調はまあ良かったように思う。比較的良く眠れるし、あき缶やあきびんのゴミが減ったし、出費も減った。夜中にふと思い立ってジョギングしたり車で買い物に出かけられたりするので、生活の自由度も増した。

こうして書くと良いことづくめのように見えるけれど、日ごろ習慣にしていたことを急に止めるとストレスは感じるようで、その後、いくつか飲み会が重なったり、手持無沙汰になったり、ストレスを感じたりで家で飲む機会が徐々に増え、月の半分くらいお酒を飲むという通常モードに戻ったのが11月。そして今、12月に入って寒暖の差が激しくなったら風邪を引いてしまった。やっぱり健康に良くないのかな、お酒。

今週末はシーズン初の雪山(八ヶ岳)へ行く予定なので、体調管理のためにしばらくお酒を抜いている。すると冒頭のように睡眠欲が増して良く眠れるし、眠るにつれて風邪も回復してきた。お酒は適切に飲めばコミュニケーション促進やストレス解消に有効な面もあるのは事実だけど、基本的には脳の一部を麻痺させて肝臓に負担をかける毒物なのだなと認識するのが良いように思う。だから、ひと月の3分の1以上の日はお酒を飲まないようにしたい。ただ、最近は日本酒が美味しいなと思うようになってきたので、いろいろ気になるお酒があるのですけどね。

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