鷹ノ巣崖(2022-11-19)
ちょっと時間ができたので、久々にkinacoさんと2人で、開拓を目論んでいる岩場に向かう。10:30に麓の駐車場を出発。ここに来るのは今年の5月末以来なので、アプローチのシダや笹が生い茂っている。それなりの急登を藪こぎするので体力を消耗する。多少は踏み跡らしきものが付いてきたので、もっと通えば楽になるかな。
岩場に到着すると全身が草まみれ。今日はまず、左のフェイスを登ってみる。一箇所だけハンガーが付いていなかった(前回整備したときに手持ちが足りなかった)ので、リードしながら既設ボルトにハンガーをセットするというグラウンドアップもどきになる。難易度としてはたぶん5.9くらいで中間部のちょっとしたマントルが核心。その部分のホールドには苔や砂がたくさん乗っているので、最近ろくにクライミングをしていない自分には難しく感じる。上部スラブは快適だけどランナウトするのでしびれる。kinacoさんも同ルートを登る。
取付きに戻ると時刻は12:20。娘のRK(9歳)の習い事が終わって迎えに行くまでの時間は残り少ない。全然登れる気がしないけれど、本命のルーフクラックに取り付いてみる。側壁にステミングしているとボロボロ岩の表面が剥がれる。蜘蛛の巣を払いながらクラックに手を差し込む。クラック内部はしっかりしており、カムの決まりが良いのが救いだ。キャメロット4番、5番を使った辺りでいよいよムーブが不明になり、これ以上進むには時間もカムも足りない(5番があと3つくらい欲しい)ので、エイドダウンして回収し、撤収する。
お昼を食べないままに下山し、娘の習い事の近くにあるマックスバリュでたこ焼きを食べて空腹を満たす。未知のルートにトライする楽しさを味わえて、いい休日を過ごせた。毎度ながら、誘い出してくれたkinacoさんに感謝だ。