雪彦山 上昇気流 (2017-04-09)

最終更新日

メンバー

崎間(L、記)、T尾

工程

9:45 賀野神社→10:15 地蔵正面壁取付き→10:30 登攀開始→12:00 3ピッチ目取付き→14:00 下降終了→15:00 賀野神社

詳細

天気予報は週末の悪天を告げており、直前まで行くかどうか迷った。当日は未明が雨で日中は回復する見込みだったので、出発を遅くして決行することにした。濡れててスリリングなアプローチで地蔵岳正面壁に到着。目指すラインはさほど濡れていない。これなら登れそうだ。

1P目:5.10b、T尾さんリード。ホールドが湿っているし、雪彦山特有の外傾ホールドが中心で、フォローでもかなり怖い。

2P目:5.10b、崎間リード。ここから上はかなり乾いており雨の影響はほとんどなし。出だしのトラバース部でロープがとても重くなり、最後のボルトにクリップするときA0してロープを引いた。

3P目:5.11b、T尾さん、崎間リード。核心のピッチ。ここを登るために来たようなもの。不要な荷物を置いて、まずT尾さんがトライ。核心部もスルスルと越えていき、なんとマスターで完登。すごい。

その後、ぼくもトライさせてもらう。3回ものトライの末、3ピン目クリップ後の核心を、外傾カチとアンダーを使って左にトラバースするムーブで解決。左手で上のサイドカチを取れば一安心。右は小さいカチ。さらに上のカチを取れれば4ピン目クリップホールドに届くというところで、左手で取ろうとしてフォール。完登ならず。ここはクロスして右手で取るのが正解だった。とにかくカチが続くので、傾斜は垂直未満だけどパンプする。ここから上もいやらしく、疲れ果ててのトップアウトとなった。

あと1~2Pで地蔵岳山頂まで抜けられるのだが、3P目が目的だったので、今回はここで終了。3P目の終了点から2P目終了点まではロワーダウンで回収。シングルロープだったので、2P目終了点からと、1P目終了点からの2回の懸垂で取付きに戻った。

▲上昇気流1p目
▲上昇気流3p目、核心部に突入

感想

天気がイマイチだったせいか、クライマーはぼくらだけ、登山者も3パーティーくらいしか見かけず、静かな雪彦山だった。