四万十川水系 滑床渓谷 (2020-07-23〜24)

最終更新日

家族で行く沢登り第2弾。空模様が心配だったけれど、マイルドな沢で危険は少なそうだったので、愛媛県宇和島市にある滑床渓谷へ行ってみた。天然すべり台の「雪輪の滝」や広大なナメが続く「千畳敷」を味わえた沢遠征となった。

メンバー

崎間(L・記)、kinaco、RK(6歳児)

行程

  • 2020-07-23(木)
    06:00 高砂市
    11:40/12:50 滑床キャンプ場
    13:00 出合滑
    13:40/14:00 雪輪ノ滝
    14:30/15:00 千畳敷
    16:20 滑床キャンプ場
  • 2020-07-24(金)
    09:00 滑床キャンプ場
    11:20/12:20 四万十市
    17:00/17:30 豊浜SA
    20:30 高砂市

詳細

アクセス

四万十川水系はなかなか遠い。4連休の初日のみが曇予報、他の3日は雨予報なので、初日にすべてを託して早朝出発とする。瀬戸大橋を渡り、高松道を経由して、松山道の三間ICで高速を降りる。下道を走り四国特有の狭い道路を突破し、滑床駐車場に到着。万年荘で受付をして、滑床キャンプ場にタープとテントを張る。川に面したキャンプ場は居心地が良い。

▲滑床キャンプ場

万年橋→雪輪の滝

簡単な昼食を摂り、沢装備を整え12:50駐車場出発。野生の猿が近寄ってきてRKが騒いでいる。万年橋の右岸に設けられた遊歩道を沢沿いに歩いているだけで気持ちが良い。

10分程で出合滑(であいなめ)という広い場所に到着する。少々蒸し暑いので、ここで沢に浸かって体を冷やす。少し上流では、ツアーの団体さんが滝滑りを楽しんでいて、賑やかだ。

▲出合滑で岩を登ってみる

さらに上流へと登る。沢どおしだと時間がかかりそうなので、再び遊歩道を歩く。けっこう急だし階段も多いので、予想以上にしんどい。出合滑から30分程で、いよいよ雪輪ノ滝(ゆきわのたき)に到着する。

この滝をすべることが今回の目的の一つである。サーマレストの断マツ(90cmサイズを半分に切ったもの)を持参し、それに乗って滑る。kinacoさんも滑る。RKは前回の逢山峡ですべった際に淵にはまったので、恐怖心が残っているようだったけれど、頑張ってちょっとだけすべった。

▲雪輪ノ滝を滑る
▲雪輪ノ滝の麓

雪輪の滝→千畳敷

すべり台を堪能したら、再び遊歩道に戻って上流へ歩く。急登を30分程進むと、広大なナメ天国と名高い千畳敷に到着する。ここで大休止とする。RKは水遊びに夢中で楽しそう。

上流の様子を見に行くと、カラスアゲハがたくさん舞っている。水たまりにはおたまじゃくしとアカハライモリ。辺りに人は誰もおらず、静かな渓谷をしばし満喫する。時刻は15時となり、雲行きも怪しくなってきたので下山。

▲千畳敷のナメ
▲アカハライモリをつまんでみる

千畳敷→万年橋

石畳の遊歩道に沿って、来た道を下る。濡れた石でも、沢登り用の靴なので滑らず快適だ。キャニオニングツアーの方々は、かなり急な水流を滑ったり、雪輪ノ滝の相当上の辺りから滑り落ちたり、万年橋近くの淵に飛び込んだりと、想像以上に激しいアクティビティを繰り広げていた。

16:20にキャンプ場に戻り、持参しておいたビールで乾杯。夕暮れから雨。焚き火でBBQなどしながら、川沿いのキャンプを楽しむ。暑くも寒くもなくて、快適な一晩を過ごせた。

▲焚き火にはいつも癒やされる

帰路

翌朝、本降りの雨の中、テント一式を撤収。

四万十川は天然うなぎが名産とのことで、帰りの途中でうな重でも食べてみようかと思い、滑床渓谷近くの「末廣旅館」へ行こうとしていたものの、電話で確認すると休業中。第2案の「さこや」へ2時間近くかけて移動する(途中の道路が通行止めで時間を要した)。

あいにく、天然うなぎは既に売切れ。養殖のうな重(2,800円)を頼んで食べてみたものの、うなぎが固くてなんだかゴムみたいな食感だし、お米もあまり美味しいと思えず、残念ながら期待していた感動がなかった。一緒に頼んだ川エビのからあげは美味しかった。

▲「さこや」のうな重(養殖)。見た目は立派でした。

四万十市の「平和な湯」で汗を流し、道の駅「なぶら土佐佐賀」で藁焼き(カツオのタタキ)を買い、高知道に乗って帰途につく。松山道でたまたま寄った豊浜SAのさぬきうどんがとても美味しかったし、道の駅で買った藁焼きも最高だった。1泊2日とは思えない充実した2日間となった。