六甲山 蓬山峡 (2020-07-19)

最終更新日

家族3人で沢登りできる日が来るとは思わなかった。今年から小学生になった娘に、川の中を思う存分歩く楽しさを感じて欲しいという僕の自己満足的計画にkinacoさんもつき合ってくれ、梅雨どきの晴れ間に六甲山での沢登りが実現した。

メンバー

崎間(L・記)、kinaco、RK(6歳児)

行程

  • 2020-07-19(日)
    09:30 高砂市
    10:30 唐櫃台駅前のコインパーキング(500円/日)
    11:00 蓬山峡入渓点
    12:00 堰堤
    13:10 逢山峡砂防ダム(遡行終了)
    13:40 入渓点
    14:10 唐櫃台駅前のコインパーキング
    16:00 高砂市

詳細

アプローチ

六甲山のメジャーな沢である逢山峡(ほうざんきょう)は、ハイカーにもバーベキューをする人たちにも人気らしく、林道入口は駐禁多発らしいので、唐櫃台駅前のコインパーキングに駐車。市街地の坂道を登り、30分程歩くと入渓点の東山橋に着く。

遡行

東山橋の左岸に設置されたスロープから河原へ下り、沢装備を整えて川の中に入る。ここに来るまで、暑い暑いと絶え間なく不満を漏らしていたRKは、川の水の冷たさに目が覚めたようにびっくりして、活き活きとしてきた。水を得た魚、いやカエルか。川の中をばしゃばしゃと歩くことが嬉しいのか、嬉々として歩く。先頭が僕、次にRK、最後にkinacoさんという順番で遡行開始。

▲遡行開始

10分ほど歩くと、それなりに深い淵が出てきた。先行パーティーの若者たちは岩を飛びながら進んでいるけれど、身長120cm足らずのRKにはちょっと難しそう。せっかくフローティングジャケットを装着しているので、泳いで対岸に渡る作戦にする。ロープを出してRKのハーネスに結んで、まず僕が対岸に渡り、ロープを張った状態でRKに泳いでもらう。RKの身長では足のつかない淵だけれど、フローティングジャケットのおかげできちんと浮かんでいる。ロープを軽く引っ張れば、無事に徒渉完了。なかなか楽しい体験だった。

▲ロープに助けられながら渡渉するRK

その後も、ロープはずっと結んだまま、小滝を登ったり釜をへつったり、なかなかのペースで快調に進む。RKと一緒に岩場やジムでクライミングしてきた経験が役立ち、クライミング部分ではとても安定感があった。後方支援のkinacoさんも、岩場でのRKには不安がなかった、と太鼓判を押していた。

▲後半は沢にだいぶ慣れてきました

RKにも疲れが見えてきたので、二股を左に進んだ大堰堤(蓬山峡砂防ダム)で遡行を終了。人工物とは言え、白いカーテンの様にさざめく滝は圧巻だ。11時過ぎから歩き出して2時間弱、RKは最後まで楽しそうに、よく頑張ってくれた。蓬山峡砂防ダムを越えた先には名物のゴルジュがあるようだけれど、RKと一緒にそこまで行けるのは、来年以降かな。

▲逢山峡砂防ダムで遡行終了

下山

右岸の斜面を登るとすぐに舗装された林道に出られるので、下山はとても楽。小1時間歩いて唐櫃台駅前に帰着。

備忘録

  • 子ども用の沢装備は、靴はモンベルのアクアソック(19cm)、フローティングジャケットはモンベルのフリーダム Kid’s (125-155)。
  • 子どもは岩にひざをぶつけがちなので、ひざあてが欲しい。
  • 子どもは体が小さくて体温が下がりやすい上に、自分自身では体の状態を把握できていないようなので、親が積極的に休憩を取らる。また、全身が沢に浸かる状態には、なるべくならないよう注意したい。