雪彦山 地蔵岳東稜(2024-10-06)

最終更新日

酷暑と仕事に追い詰められられた夏が終わり、そろそろクライミングを再開しようかと思っていたら、ちょうどHYSさんからお誘いを受けたので、僕のマルチピッチクライミングの原点とも言える雪彦山(せっぴこさん)で登った。

メンバー

HYSさん、崎間

行程

  • 2024-10-06(日)晴
    08:00 加古川市
    09:15 賀野神社
    09:50 地蔵東稜1ピッチ目取付
    11:40 馬ノ背取付
    13:00 地蔵岳の頭
    14:00 賀野神社

詳細

アプローチの急登で早くもふらふら。ノーマルルートは3人組のパーティーが登っている途中だったので、待つのもなんだし、向かって右側のバリエーションルートから1ピッチ目の登攀を開始。何回か登ったことがあるので問題ないだろうと高を括っていたら、思ったよりプロテクションが少なく、クライミングが久々の僕には難しかった。日当たりが良く、汗が滴り落ちてくる。まだ秋ではなかったか。心折れる前にどうにか終了点着。40mくらい。

▲1ピッチ目は地蔵東稜右側のバリエーション

2ピッチ目はHYSさんのリード。僕はセカンドなので気楽だったけれど、終了点の大木までほとんどプロテクションを取れる場所がなく、スネークダイクを彷彿とさせるスラブフォーエバーだった。

3ピッチ目、チムニーの入り口に先行パーティーがいらしたので、これまた向かって右のバリエーションルートを登る。ボルトもしっかりしていて、登り込まれた形跡のある岩肌だった。このルートを登るのは初めてだったのでワクワクした。灌木でビレイ。つま先が痛い。

4ピッチ目は馬の背。もう一つの先行パーティーが登っていたのでしばし休憩。

▲馬ノ背を登る先行パーティー

5ピッチ目、地蔵岳の山頂に抜けるヘッドウォールはいつ登っても爽快だ。眼下の山と遠くに集落、後ろには三峰、頭上には青く抜ける空。ただこの瞬間に集中できることが、クライミングの醍醐味なのだろう。

▲最終ピッチ

感想

雪彦山は多くの山岳会系クライマーで賑わっていて癒された。久々に山へ登ったので、翌日からしばらく、ふくらはぎと背中が筋肉痛だった。雪山シーズンに向けて鍛えなおしたい。まだ僕にも、山に登りたいという気持ちが残っていた。