六甲全山縦走(2025-04-30)
メンバー
崎間(単独)
行程
- 2025-04-30(水)晴
05:15 加古川市
06:20 須磨浦公園
07:00 鉄拐山
09:00 高取山
10:50 菊水山
11:45 鍋蓋山
14:00 摩耶山
16:45 六甲山
17:30 水無山
20:00 宝塚
22:15 加古川市
詳細
後立山の山行計画が悪天で流れてしまい時間ができたので、ふと思い立って、前から気になっていた六甲全山縦走に挑戦してみた。部分的にはだいたいの領域を歩いたことがあるものの、全部つなげてとなると大変そうだ。
始発で須磨浦公園駅へ向かい、06:20出発。いきなりの急登。天気は良い。最初のピークである鉢伏山から、明石海峡大橋が見える。登ったと思ったら下り、下ったと思ったら登り、急な階段が連続する。出発から2時間弱で須磨アルプスの馬ノ背。ここだけ登りに来たときは、もっと遠いイメージだったけれど、意外と近く感じた。
須磨アルプスを過ぎるとしばらく市街地を歩く。「全山縦走」の標識があるようでなかったりするので、とても道に迷いやすい。山と高原地図アプリに頼り切りだった。ぐねぐねと車道沿いを歩くといつの間にか高取山に到着。この辺りには、猫がたくさん生息しているようだ。
再び市街地を歩いて、鵯越駅。ここから摩耶山までは、何度か歩荷トレーニングに来たことがあるので良く知った道だ。いつもはしんどい菊水山までの登りも、今回は荷物が軽いので辛くない。晴天なれども風が冷たいのでさほど暑さも感じず心地よい。そのまま鍋蓋山まで進み、しばしお昼休憩を取る。
市ケ原には体操着の小学生がたくさんいた。課外授業かなにかだろうか。そういえば今日は平日だ(僕の会社は製造業なので連休)。自販機で飲み物を補給し、摩耶山への登りに取り掛かる。そろそろ足が疲れてきた。この、稲妻坂と天狗道の登りも、歩荷トレーニング時の重荷に苦しめられていたものだから、軽装である今はそんなにしんどくない。過去の苦しみは、今日の幸せにつながるのかもしれない。
摩耶山到着は14時。六甲山頂まであと11kmという標識がある。あわよくば日没前に宝塚に下山できるかもと思っていたが甘かった。まだまだ時間がかかりそうだ。車道沿いに、ときおり山道に入りつつ、ひたすら歩く。アップダウンがないのが救い。17時前に、ついに六甲山頂に到着。嬉しい。
ここまでくれば、もう宝塚まで下るだけだ。誰も歩いていない登山道は、徐々に薄暗くなってくる。下りは下りで太ももが疲れる。太平山の辺りで日没となり、ヘッデンを装着する。自分が何をしているのか、あやふやな感じになってくる。19:30、やっとの思いで塩尾寺に下山。
急坂の市街地を通過して20:00に宝塚駅に到着。歩数は81,000歩だった。
感想
予想どおり時間がかかり、途中で何度か「もう十分かな」と満足して下山しそうになった。しかし、天気良し、気温快適、人も少ないこの条件で歩けなければ、今後も歩けないだろうと、最後まで歩いた。頑張れてよかった。達成感はもちろんあったし、ただただ歩くことで、心が癒やされた。この経験は、これからの登山活動の支えになると思う。良い山行だった。
備忘録
- 足回りは、ガッツマンの靴下とトレランシューズ。舗装路が多いので、これで正解だった。
- 食料は前の山行で余っていたチョコバー中心。途中で飽きたので、もっと変化が欲しかった。
- 飲み物は道中の自販機で随時補給した。500mlのペットボトルを計5本。